退職してもなお、何十年も続く老後生活。
「退職金や年金だけでは不安…」という方も少なくないでしょう。
生活に困って持ち家を手放すしかない…という状況にいらっしゃるなら、ぜひ「リースバック」という方法を検討してみてください。
リースバックなら、いまの家に住んだまま、まとまった金額を得ることが可能です。
持ち家がある状態だと老後資金はいくら必要?
「老後破産」なんて言葉もあるくらい、老後の生活は予想以上に厳しいものです。
老後にはどれくらいの費用がかかって、どれくらいの蓄えがあると安心なのでしょうか?
(出典:総務省統計局)
上記のグラフは、高齢夫婦無職世帯の家計収支の平均を表したものです。(2017年度)
こちらを見ると、実収入が約20.9万円に対し、総支出は約26.3万円。
総務省によると65歳以上の持ち家比率は94%ですから、持ち家があったとしても年間で64.8万円、20年間で約1,300万円の蓄えが必要ということです。
「人生100年時代」ともいわれている現代ですから、ご夫婦であれば退職時には2,000万円ほどの蓄えは欲しいところ。
- せっかく自由な時間ができたのだから、旅行に行きたい!
- 子どもや孫のために買ってあげたいものもたくさんある!
とすれば、さらに+αの費用も必要になります。
持ち家を売って老後資金にするという選択肢
退職後も元気で働く気力もあるという方もいらっしゃるでしょうが、問題なのは働き口です。
「人材不足」とはいわれているものの、高齢者が希望の職場で希望の収入を得ることは容易くありません。
そんな中、老後資金の蓄えがない人や年金受給が少ない人が、まとまった費用を捻出するために持ち家を売却するという考えにいたるのは、ある意味自然ともいえます。
赤字ばかりが続き、働き口もない、蓄えも減るばかり…となれば、唯一の資産である持ち家を手放すしかありませんからね。
しかし持ち家を手放すにあたり、以下のような違った不安やお気持ちが出てくるのではないでしょうか?
- 我が家を手放したくない
- この年で引っ越して、知らない土地にいくのは大変
- 子どもたちに家を残したいと思っていたのに…
- 条件のあう賃貸住宅が見つかるか不安
このような方にオススメなのが、リースバックという方法で家を売却することです。
リースバックなら持ち家から引っ越さずにまとまった資金を得ることができる
リースバックとは、持ち家をいったん売却したあと、買主から家を借りる形で今の家に住み続けるという方法です。
家を売却することには変わりないので、まとまった金額を得ることができます。
リースバックのメリット
家の買主に毎月賃料を支払う必要がありますが、リースバックには以下のようなメリットがあります。
- 引越しせずにすむ
- 近隣にバレることなく変わらない生活ができる
- まとまった金額が得られることで気持ち的に楽になる
- 将来的に買い戻すことも可能
- 固定資産税や修繕費などの維持費用がかからなくなる
リースバックのデメリット
一方、次のようなデメリットがあることも同時に認識しておく必要があります。
- 買取価格は相場の7割前後
- 長期にわたって賃貸するような場合は逆に不利益になることも
しかし相対的にみると、いま住んでいる家を売って賃貸住宅に引っ越すことを考えれば、心身ともにラクと利用する人が多いことも事実。
デメリットはあるものの、今の家に住み続けることができ、将来的にお子さんが家を買い戻すことも可能なリースバックを検討する価値は大きいといえます。
家を担保にお金を借りる「リバースモーゲージ」と「リースバック」どっちがいいの?
リースバックとよく比較されるものに、「リバースモーゲージ」というものがあります。
こちらも、老後資金に不安を持つ高齢者の方が多く選択します。
家を担保にお金を借りること。
今の家に住み続けることができるという点は、リースバックと変わりありません。
ただし、大きく違うところは死亡後、もしくは契約終了後に家を売却して一括返済しなければならないという点です。
リースバックは家を借りることにはなりますが、お金は借りません。
またリバースモーゲージは家の所有権が残るので、固定資産税などの維持費用の負担は残ります。
そしてリバースモーゲージは、多くの場合でマンションを対象としていません。
リースバックとリバースモーゲージ、一概にどちらがいいとはいえませんが、
- お住まいがマンション
- お金を借りるのは嫌
- 親の高齢者施設入所後や死亡後に、子どもが家を買い戻したい
という方は、リースバックに向いているといえるでしょう。
まとめ
超高齢化社会に突入している日本において、ご自身や親御さんの老後資金の不安は誰もが抱くものです。
「持ち家を売らなければならない」という状況も、決して珍しくありません。
持ち家を売るなら、ライフスタイルを変える必要がないリースバックを検討する価値は大きいです。
当社は、リースバックの買主とさせていただくことも可能です。
リースバック、リバースモバーゲージ、どちらがいいかお悩みの方も、お気軽にご相談ください。