コロナショックの影響で、「収入が減ってしまった」「事業が傾いてしまった」という方が増えています。そしてその結果、「リースバック」の需要も増加傾向にあります。
不動産を売ったお金を生活費や事業を立て直すための費用に充てながらも、引っ越しせずに従来と変わらない生活ができるとあって、ニーズが拡大しています。
ただリースバックは、依頼する業者によって、条件も、買取金額も、賃料もまちまち。そのため、リースバック業者を決定する前には、各社の比較がとても重要になってくるのです。
そこで今回は、主要リースバック業者5社を徹底比較。リースバックをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
リースバック業者を比較するポイント
リースバック業者は数あれど、「不動産を買い取ってもらって賃貸借契約を交わす」という仕組みは変わりません。
- 買い取り代金は一括で支払います!
- 将来買い戻すことも可能!
- 固定資産税などの維持費がかからず家賃だけ!
このような事実や要件も、まず変わりません。
1.契約期間
リースバックプランの中には、売却後、賃貸住宅として住み続けられる期間が決まっているものがあります。
- 将来的に買い戻したいけど、いつになるかわからない
- 期間を気にせずリースバックしたい
という方は、売却後に賃貸できる期間を必ずチェックするようにしましょう。
2.対象物件
業者によっては、リースバックの対象エリアや物件種別を限定していることがあります。
たとえば、その業者の営業エリアのみであったり、築年数が制限されていたり。問い合わせてみて「この物件は取り扱えないですね…」とお断りされることも少なくないのが、リースバックです。
3.買取価格・賃料・敷金・礼金
各社リースバックの仕組みに大きな違いはありませんが、買取価格や賃料には大きな違いがあります。また、賃貸する上での初期費用となる敷金・礼金が必要な業者も。よって、利用前には必ず複数者の相見積もりを取って、比較することが大切です。
比較業者1.ハウスドゥのリースバック
(画像出典:ハウスドゥ)
- 商品名:ハウス・リースバック
- 企業名:株式会社ハウスドゥ(東証一部上場)
- 企業特徴:フランチャイズで加盟店増加中。仲介・保険・不動産担保ローンなど総合不動産事業を展開
まず1社目は、リースバック最大手ともいわれる「ハウスドゥ」です。
ハウスドゥのリースバックの特徴は、次の通り。
リースバックを選択される方の多くは、収入や住宅ローンの支払いに問題を抱えているもの。よって、「任意売却しなければリースバックもできない」という方も少なくありません。
リースバックと同時に任意売却を検討される方は、任意売却も一手に引き受けてくれる業者を選択されるといいでしょう。
比較業者2.セゾンファンデックスのリースバック
(画像出典:セゾンファンデックス)
- 商品名:リースバック
- 企業名:株式会社セゾンファンデックス
- 企業特徴:セゾンカードでおなじみクレディセゾングループ。融資事業・不動産事業などを展開
続いては、「セゾンカード」で知名度が高いセゾングループの「セゾンファンデックス」のリースバックです。
セゾンのリースバックの特徴は、賃貸契約が「普通賃貸借契約」ではなく、「定期賃貸借契約」ということ。
セゾンの場合は、基本的に3年となっています。期間満了時には更新が可能とのことですが、更新時には、賃料設定や賃貸条件が見直される可能性があるので注意が必要です。
比較業者3.SBIスマイルのリースバック
(画像出典: SBIスマイル)
- 商品名:ずっと住まいる
- 企業名:SBIスマイル株式会社
- 企業特徴:ネット銀行や証券でおなじみSBIグループ。不動産販売や仲介などの事業も展開
ネット銀行で有名なSBIグループでも、リースバック事業を行っています。商品名は「リースバック」ではありませんが、内容は他社のリースバックと同様です。
SBIのリースバックは、定期借家契約ながらも10年まで期間を選べる点がメリットです。
都市部の不動産に適したサービスだといえるでしょう。
比較業者4.不動産あんしん相談室のリースバック
- 商品名:あんしんリースバック
- 企業名:一般社団法人不動産あんしん相談室
- 企業特徴:不動産売買事業・賃貸コンサルティング事業。リノベーションが得意
最後に紹介するのは、弊社「不動産あんしん相談室」のリースバックです。
不動産あんしん相談室は一般社団法人ですので、「不動産業者」というよりは、「不動産相談窓口」といった方がイメージしやすいかもしれません。
当相談室は、持ち分や住宅ローンの支払いなどで“トラブル”を抱えてしまった不動産専門。
一般的な不動産売買以上の専門性や知識、経験が求められるため、宅建士の上位資格「不動産コンサルティングマスター」の有資格者である代表が、弁護士や税理士などの専門家と連携し、問題解決に向けたアプローチをさせていただきます。
不動産あんしん相談室のリースバック
不動産あんしん相談室のリースバックは、他社と比較して、より相談者に寄り添った内容となっています。
相談者のお悩みは、千差万別。
また、すでに住宅ローンを滞納させてしまった方や住宅ローンを完済できない方にも引き続きご自宅に住み続けていただけるよう、任意売却とリースバックの同時進行も承っています。
リースバック以外の問題も同時に解決
当相談室には女性担当者が多いため、お客様が相談しやすい点も選んでいただけるポイントの1つだと思っております。
実は、リースバックを選択する理由として、そのまま家に住み続けたいという希望だけでなく、その他の問題が山積みとなっているお客様も多いもの。
たとえば、離婚や債務整理、事業の業績不振などですね。悩みが1つではないからこそ、私たちが不動産コンサルタントとして解決のお手伝いができたらと思っています。
すでに他社に依頼されている方でも、当相談室のセカンドピニオンを聞いていただいてからどうするか決めても遅くはないはずです。不動産業者は、言ってしまえば営業上手。
先述通り、当相談室の役割は相談者の不動産トラブルの解決。結果として当相談室にご依頼いただかない場合にも、他社との折衝や営業されている上で不安点や懸念事項がありましたらお気軽にご相談ください。お客様にとって公平なアドバイスをさせていただきます。
まとめ
リースバックは、売却後のリース期間によっては3年、5年、10年…と長期にわたる契約です。各社の条件にはあまり相違がないように見えますが、実際にはリースバック業者の選び方次第で、これからの人生が大きく左右するといっても過言ではありません。
買取価格や賃料は、実際に見積もりを取ってみないことにはわからないため、必ず複数社に相見積もり取って比較するようにしましょう。
不動産あんしん相談室では、当相談室自らが買取・賃貸させていただくのみならず、他社の条件や提案に対するセカンドオピニオンサービスも実施しております。リースバック業者を決める前には、ぜひ一度当相談室にお気軽にご相談ください。