競売物件とは
競売物件とは、債権回収のために裁判所が売却した不動産のことをいいます。
不動産を購入する際、金融機関でローンを組む人が多いですよね。
その際、融資を実行した金融機関はリスクを避けるために、抵当権としてその家と土地を担保として確保します。
それは、ローンの返済ができなくなった場合、対象不動産を差し押さえ、裁判所を介して売却し、元金及び違約金利を回収するためです。
以上の売却行為を「抵当権の実行」と言います。
そしてこの売却行為を「競売」といい、売却される不動産を「競売不動産(競売物件)」と定義しています。
競売物件を購入するメリット
不動産投資、またはマイホームとして購入する、などの目的で競売不動産を購入する場合、次のようなメリットがあります。
競売物件の売却基準価格は、一般的に市場価格の40~60%。
特別売却物件に関しては、更に20%ダウン(32~48%)で購入することができます。
最低価格が一般市場より4割以上安く、入札価格を自分で決定できることも大きなメリットと言えるでしょう。
また仲介および諸費用の手数料・消費税がかからないことや裁判所が抵当権等を抹消してくれるのも良いポイントですね。
競売物件を購入するデメリット
低価格が最大の魅力である競売物件ですが、デメリットもあります。
- 物件の下見が困難である
- 購入後の保証がない
- 保証金の提供が必要
- アフターケアがない
主にこのような点がデメリットとして挙げられます。
「建物の内部の損傷や老朽化が激しい」「地積に公簿数量との差異がある」「境界の確定ができない」「引渡し命令が取れない場合、入居者の立ち退きが困難」などの問題が発生しても、基本的にアフターケアはありません。
また期間入札に参加する場合、売却基準価格の20%を保証金として提供しなければいけませんが、確実に入手できるとは限りません。
入札に参加しても必ず落札できるとは限らないため、時間をかけて調査しても買い受けができない場合もあります。
競売の取下げ、取消し等により入札が中止になる場合があるので、お急ぎの方や確実に物件を手に入れたいという人には不向きでしょう。
競売物件購入はこんな人におすすめ
とはいえ通常、市場に公開されている不動産は中々金額が下がりません。
ゆえに「これでは収益性が見込めない」「資金を投資する意味がない」または「こどもに贈与するので安く購入したい」などのご要望にはやはり『競売入札』が適切です。
収益用マンションやビル・区分所有建物、もしくはご自宅やお子様の家をできるだけ”市場より安く”購入したい方におすすめします。
競売代行を承っています
当相談室では不動産のプロとして、お客様にとって安全・安心・確実な競売の入札代行を実現します。
競売物件を熟知したスタッフが、現地調査から入札代行、融資サポート、不動産競売の有効活用法のご提案、リフォームに至るまで不動産競売に関わるあらゆることをサポートいたします。
代表は女性ながらプロの不動産コンサルティングマスターで、女性ならではのきめ細やかな対応、親切・丁寧なスタンスから、多種多様な不動産相談・コンサルティング業務を受注。
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