みなさんこんにちは、不動産コンサルタントのミライちゃん(@eco2009_earth)です。
今日は住宅ローンを組む前のお話をしていきますね。
住宅購入を検討し始めた時に、まずはご自身の支払える価格の物件から絞り込んでいかれるケースが多いのではないでしょうか。
でも最終的に支払う金額は、物件価格よりもずっと高くなることをご存知ですか?
支払うお金って物件価格だけじゃないの?
仮にあなたが支払うことができる範囲の物件価格の上限が3,000万円だったとしましょう。
上限めいいっぱいの価格の物件を購入したとして、単純に3,000万円を分割して支払うのだと思っている方、いらっしゃいませんか?
実は実際に住宅を購入するまで、そんな風に思っていた…という方は多いのです!
では実際には購入時と購入後にかかる費用について、何にいくらかかるのかをまとめてみますね。
購入時にかかるお金(現金で支払います)
- 頭金
- 諸費用
頭金とは
購入時の「頭金」と言うのは物件の価格のうち、現金で支払う分のこと。
最近は「頭金0円!」と書かれた物件のチラシなども目にする機会は多く、頭金を1円も支払わずに住宅ローンが組めるようにはなっています。
しかし、現金での支払いがまったくない場合は、単純に借りるお金が増えて、その金額に対して金利が上乗せされるということ。
つまり、得ということではないのです。
ですから、もし準備ができるのであれば購入価格の2割(3000万円の物件なら600万円)は自己資金として最初に用意しておきたいところです。
諸費用とは
そしてもう一つの「諸費用」と記したものですが、ここが「思った以上に現金が必要なのか!」とみなさんが感じる部分です。
「諸費用」と漢字3文字で簡単に記していますが、内訳としてはおおまかに以下になります。
- 仲介手数料(仲介業者に支払う手数料)
- 手付金(購入代金の一部として支払う)
- 印紙税(売主とかわす売買契約書・ローン契約書 それぞれに必要)
- 不動産取得税
- 固定資産税・都市計画税
- 登記費用(司法書士に依頼せずに自分で行う場合は不要)
- ローン借入費用
- 申込証拠金(新築マンションの購入代金の一部として支払う。いらない場合もあります)
購入後にかかるお金
- 月々の住宅ローン(現金一括払いの場合は不要)
- 管理費・修繕積立費・駐車場代・駐輪場代(マンションの場合)
- 引越し代金
- 家具購入代金
マンションの場合は家賃以外にかかる費用が多い
マンションの場合は家賃以外に、管理費・修繕積立費・駐車場代・駐輪場代などが必要になります。
その費用はなんと平均3万円超え!
しかもこれらの費用は、ローンの支払いが終わっても住み続けている限り支払わなければなりません。
詳しい内訳はこちらの記事に書いているので、参考にしてみてくださいね。
購入後もメンテナンス費用が必要
購入後にかかるお金として、マンションの場合は「修繕積立費」が月々の支払いで必要となります。
また、戸建ての場合でも将来の住宅メンテナンス費用(外壁修繕や室内のリフォーム)は住居の価値を下げない為にも長く住み続ける為にも必要となります。
よって物件費用以外にも、ご自身で月々修繕用の費用を貯蓄しておく必要があります。
中古物件は本当に新築より安いのか?
中古物件を購入しリノベーションする場合、リノベーション費用にどこまでお金を出すか、でトータルの価格も変わってきます。
新築物件より安いから中古物件を購入したのに、リノベーション費用が高くつき、実は新築物件を購入した方が安かったかも…なんて事にもなりかねません。
なので、そのあたりもよく検討されると良いと思います。
購入する物件が新築と中古で諸費用の価格も変わりますが、いずれにしても現金は必要になります。
マイホーム購入を考えているのであれば、しっかり貯蓄しておきましょう。