こんにちは、不動産コンサルタントの神田です。
これからマンションの購入を検討されているみなさんは、何を基準に物件選びをしていますか?
立地や広さはもちろんのこと、家賃や管理費を重視する方も多いのではないでしょうか。
毎月支払う固定費だからこそ、安いに越したことはありませんよね。
しかし、昨今この管理費の一部である「修繕積立金」の不足が原因で、快適に住めなくなっているマンションが増えています。
今回はより長く安心して住み続けるためのマンション選びについて、解説していきます!
管理費の安さでマンションを選んでいませんか?
少しでも修繕積立金が安ければラッキー!と思っているそこのあなた。
もしかするとそれは正しい判断ではないかもしれません。
そもそも修繕積立金は何のために徴収しているのでしょうか?
答えはもちろん、みなさんがより快適に住み続けられるよう維持・管理するためですよね。
たとえば、雨漏りやひび割れ・外壁のはがれなどが起きた場合、この修繕積立金を使ってマンション側が修理を行います。
しかし、この修繕積立金が足りないと、当然修理をすることができません。
よって、修繕積立金を支払っているにもかかわらず、不満をもったまま住み続けることになってしまうのです。
修繕積立金が不足する原因
では毎月修繕積立金を支払っているのに、どうして「足りない」という事態になってしまうのでしょうか。
原因はいくつか挙げられますが、主にこのようなケースが多いです。
- そもそもの見積もりが甘い
- 新築時から値上げしていない
- 空室が多く、予定通りに徴収できていない
いずれにせよ、本当に必要なお金が貯まっていないことで、いざという時に修理ができないのです。
マンション購入前に必ずチェックすべきポイント
では、これからマンションを購入する人はどうしたらいいのか。
実は入居前でも、売却を担当している不動産業者に下記のような内容を教えてもらうことができます。
- きちんと修繕積立金が積み立てられているか
- マンション全体の管理費・修繕積立金などの滞納が少ないか
- 長期修繕計画が適正か
いざ住んでから「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、購入前にきちんとこれらのチェックポイントは確認しておきましょう。
不満がある場合は引っ越しも検討しよう
先ほどのチェック項目は、所有者であればもちろん閲覧可能です。
確認したうえで、もし不安があるなら管理組合に提言すべきでしょう。
それでも難しいようであれば、売却して違う物件に買い替えることを検討してみてはいかがでしょうか。
自宅に安心して住めないようでは心地よい暮らしを送ることは難しいでしょうし、何より現時点で不足している修繕積立金が今後劇的に増え、改善されるとは考えにくいです。
住宅購入は1回に限りません。
少しでも値が付いているうちに売却し、住み替えすることで、より資産価値の高い住宅を手に入れることができるかもしれませんよ。
トラブルを抱えた不動産売却はまず相談
当相談室ではさまざまな不動産トラブルに対し、不動産コンサルティングという中立な立場でお客様に合ったベストな解決策をご提案いたします。
今回のように老朽化したマンションに不安や不満を持たれている方も多く、たくさんのお問い合わせをいただいております。
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