住宅を売却した場合、その売却額でローンの残債すべてを支払うことができず、借金が残ってしまうことを「オーバーローン」といいます。
なぜ、そのような状況になってしまうのでしょうか。
頭金が少ないケース
その原因は、住宅購入時の頭金が少ない場合が多いと言われています。
全額ローンで土地と住宅を新築で購入した場合を仮定すると、ローン開始時点で土地と住宅を売却したとしても、新築の価格と比較した場合、安い値段で売却することになると考えられますので残債が残ることになります。
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また、金利の分は当然ローンの方が多くなってしまいます。
このことから、頭金が少ないと新築との価格差・金利の面からオーバーローン状態になる可能性があります。
頭金をそれなりに支払っていたとしても、住宅の価値は少しずつ下がっていき、土地の価値も状況によって変動するので、オーバーローンになるケースは少なくありません。
5年未満で離婚、家の売却をしているケース
「熟年離婚」という言葉が一時期流行りましたが、反面、「早期離婚」も増えているのをご存知でしょうか。
「早期離婚」とは大体5年未満の期間での離婚を指す場合が多いようです。
厚生労働省が調査した「同居期間別にみた離婚件数及び同居期間の年次推移」を見ると「5年未満」「5年以上10年未満」の割合が過半数を占めていました。
「早期離婚」の場合、問題になってくるのが「財産分与」です。
財産分与とは、結婚生活中に形成した夫婦の共同財産を、離婚の際に清算して分配することです。
結婚生活が短いと、マイホームを買った直後に離婚する事が多く、ローンが多く残った家では財産分与どころではないケースがほとんどです。
住宅ローンを多く抱えた中で離婚する場合、オーバーローンなどの問題もでてきます。
オーバーローンの人には任意売却がおすすめ
任意売却であれば、オーバーローン分を交渉することができます。
債権者と住宅ローンの返済や税金滞納解除等の交渉を行うことによって、残債が残らず売却でき、引越費用を捻出できる可能性があります。
もちろん、この交渉は任意売却の専門家でなければ非常に困難です。
当相談室は不動産や法律家など、任意売却の専門家が対応し、解決へ向かうお手伝いをさせていただきます。
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