離婚を考える中で「家をどうするか」は、大きな問題の一つです。
特に、住宅ローンが残っている場合や名義が共有の場合、「売る・住む・名義をどうするか」といった判断に迷う方が多くいらっしゃいます。
さらに厄介なのが、「夫婦間の意見がまったく合わない」ケース。
「売りたい」「住み続けたい」「自分の名義だから出て行ってほしい」など、感情的な対立に発展しやすく、話し合いが進まないというご相談をよくいただきます。
今回は、住宅の扱いについて意見が合わないとき、どう進めていけばよいのか、冷静に対処するためのポイントを解説します。
前提:家の「名義」と「住宅ローンの名義」は誰のものかを確認
意見の食い違いを整理する第一歩として、「不動産登記簿」と「住宅ローン契約書」を確認することが大切です。
- 家の名義人(所有者)が誰なのか
- 住宅ローンの契約者(債務者)が誰なのか
- 共有名義・連帯債務・連帯保証 などの状態
この名義によって、法的な権利関係が変わります。
例えば、家が夫の単独名義で住宅ローンも夫名義なら、妻が「住み続けたい」と希望しても、法的には所有権がないため、交渉が難航するケースがあります。
話し合いがうまくいかない原因とは?
話し合いが進まない原因の多くは、以下のようなものです。
- 感情的なもつれ(過去の出来事への怒り、信頼の喪失)
- 金銭的な不安(ローンの支払い、子どもの養育費など)
- どちらかが情報を正しく理解していない
- 第三者の意見(親や友人など)に影響されている
離婚の話し合いにおいて、「家の扱い」はお金と生活に関わる非常に重要な要素です。
だからこそ、冷静な話し合いが難しくなるのは、ある意味当然とも言えます。
どうすれば意見が合わなくても前に進めるのか?
意見が合わないときは、「話し合いをやめる」のではなく、話し合いの方法を変えることが大切です。
① 第三者を交えて冷静に整理する
弁護士・不動産の専門家など、中立的な立場の専門家に入ってもらうことで、お互いが感情的にならずに話せるケースが多くなります。
法律関連は弁護士、不動産関連は不動産会社。
また離婚協議書を作成することで問題が解決する場合は、行政書士の先生を紹介することもできますので、まずは無料のLINE相談からお客様の状況を教えてください。
② 売却・住み続ける以外の選択肢を知る
「売るか、住むか」だけが選択肢ではありません。
例えばこんな方法もあります。
- 任意売却して残債を整理する
- 住宅ローンの借り換えを検討する
専門家と一緒に状況を分析すれば、夫婦それぞれにとって無理のない選択肢を見つけることも可能です。
③ 家の価値とローン残高を把握して現実的に考える
家の現在の査定額と、住宅ローンの残債を照らし合わせることで、売却しても残債が出る「オーバーローン」かどうかがわかります。
オーバーローンの場合、「売ると損をする」と判断して住み続ける方向に変わることもありますし、逆に「できるだけ早く整理して身軽になりたい」と売却に意見が変わる場合もあります。
感情よりも「これからの生活」を優先して考える
離婚にともなう住宅の問題は、「どちらが正しい・悪い」という話ではありません。
重要なのは、「これからどんな暮らしをしたいか」「経済的に無理のない形はどれか」を軸に考えることです。
- 子どもと一緒に安定した生活を送りたい
- 自分ひとりでローン返済するのは厳しい
- 今の家に強いこだわりはない
このように、自分自身の希望や条件を整理することで、相手との交渉材料にもなりますし、妥協点を見つけやすくなります。
まとめ:一人で抱え込まず、まずは相談を
夫婦間で住宅の扱いについて意見が合わないとき、無理に話し合いを進めようとすると関係がさらに悪化しがちです。
そんなときこそ、信頼できる専門家に相談することで、冷静に選択肢を整理でき、双方が納得できる形で前に進める可能性が高まります。
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