複数の所有者で共有している不動産は、手放したくても全ての共有者の同意がなければ一括で売却することはできません。
共有不動産は、売却や活用がしにくかったり、トラブルが起こりやすかったりするものですが、持分のみの売却も可能。ただし、不動産の共有持分は需要が低く、一般消費者が買主になることは少ないため、買取業者に買い取ってもらうのが一般的です。
不動産の共有持分を単独で売却することはできる?
共有者の同意が得られず、不動産を一括で売却できないとしても、不動産を手放す方法はあります。
持分だけ売ることは可能
実は、自分が所有している不動産の持分だけを単独で売却することも可能です。
共有不動産の売却や増改築などの「変更行為」には共有者全員の同意が、賃貸借契約の締結などの「管理行為」には過半数を超える共有者の同意が必要です。しかし、共有持分のみの売却は「変更行為」に該当しないため、共有持分の所有者単独で売却できます。
売却は可能だが需要は低い
持分のみの売却は可能なものの「売れるかどうか」は別問題です。
買主の立場になって考えてみてください。見ず知らずの共有者がいる不動産の一部を購入したいと思う方は少ないのではないでしょうか?
自由に売買も活用もできない不動産の共有持分の需要は、決して高くありません。むしろ、一般消費者への売却はほぼ見込めないと考えられます。
「買取」なら売りにくい共有持分でもスムーズに売却できる
一般消費者への売却が難しい不動産の共有持分ですが、不動産事業者なら買い取ってくれる可能性があります。
「買取」とは?
不動産会社といえば、一般的には買主と売主を「仲介」するものです。「仲介」に対し、不動産会社自らが買い取る行為を「買取(かいとり)」と呼びます。
不動産会社は、共有者への転売や運用を目的に共有持分を買い取ります。不動産会社にとっては一種の「ビジネス」であることから、条件さえあえば数週間から1ヶ月ほどで共有持分を売却できます。
「仲介」との違いは?
不動産の「仲介」によって一般消費者を探す場合は、買主が見つからない限り売却はできません。
また一般的に、一般消費者が買主になると、売主は「契約不適合責任」を負います。契約不適合責任とは、売却から一定の間に契約と適合していない設備不良や雨漏りなどが見つかった場合に、修繕などの対応が求められる責任です。
「買取」では、この契約不適合責任が免責となることが多いため、売却後の不安もなくなります。
不動産あんしん相談室は全国の共有持分買取に対応
不動産あんしん相談室は「不動産トラブル解決」に特化した一般社団法人です。
不動産の共有持分の買取実績も豊富。
また当相談室は、弁護士などの専門家とトラブル解決にあたらせていただくことで、買取のみならず、共有者間の話し合いのサポートやその他の共有持分解消方法も併せてご提案させていただけます。
「共有トラブルがあるけどどうしたら良いのかわからない」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
前年に亡くなった親から実家を兄と私の2人で相続したのですが、話は上手くまとまらず。
今は固定資産税を支払うだけの空家となっており、私は売却したい。ただ、兄は売却したくないとのことで遺産分割協議も手付かず、ついには訴訟に発展し、何もかも行き詰ってしまいました。
そんな時、身内の紹介で不動産あんしん相談室®さんを教えていただきました。相続やその他難しい案件も多くこなされており、さらに代表の方もスタッフも女性が多いとのことで、安心してお願いしました。
法律用語の説明に始まり、今後の手続きなど、専門の弁護士や司法書士の先生方と連携して、丁寧に詳しく説明くださいました。最終的には訴訟を回避することができ、私の共有持分を不動産あんしん相談室®さんが買取ってくださるとのことで、話がまとまりました。
こんなにまで揉めても解決方法があり、不動産あんしん相談室®さんが親身になって専門家の先生方とサポートしていただいたおかげで、ようやく行き詰まりから抜け出せ、ほっとしました。
夫の父の不動産に我々夫婦で住んでいました。その後、義父が亡くなり、夫も亡くなり、土地は亡き夫の姉と私で相続して共有となりました。自分が住んでいる家ですので、私から義理の姉に持分の購入の話を持ちかけたのですが、断られていました。
義理の姉とはあまり仲も良くなく、できるだけ早く解決したいと思い、弁護士先生の紹介で不動産あんしん相談室®さんを紹介していただきました。
これまでの経緯をお話したところ、不動産あんしん相談室®さんと弁護士先生が、義理の姉と話をしてくださり、最終的には、彼女の持分を買い取ってくださいました。そして私が買い戻すことに。将来の悩みが減り、ほっとしました。
私を含め兄弟3人で、商店街の中にある2階建ての店舗を持っていたのですが、持っていても固定資産税ばかり取られてしまうので、売却を考えていました。ところが、金額の面で意見がまったく一致せず、どれだけ話をしても進展がなく何年も放置することに。さらに今回の件で兄弟3人の関係がますます悪化して話もできない状態に。共有持分のトラブルを子供や孫に引き継ぐことだけは避けたいと思い、子供に相談したところ、不動産あんしん相談室のHPを教えてくれたんです。
店舗の立地があまりよくなかったり、商店街の中にあることから会費の負担があったり、家賃も取れない案件でしたが、そんな複雑な案件を一手に引き受けてくださり、スピーディに持分だけ買い取ってくださいました。
まさか買い取っていただけるとは思わなかったので、本当に助かりました!相談してよかったです。
共有持分だけの売却にはデメリットも。その他の選択肢と比較検討を
共有持分を売却することで、共有者トラブルや維持・管理の費用負担から解放されます。しかし、共有持分だけの売却には次のようなデメリットもあります。
- 一括売却と比較して価格が落ちる
- 共有者から反感を買うことも
金銭的にも、共有者間で禍根を残さないためにも、不動産は一括で売却したほうがメリットは大きいものです。一括売却の同意が取れないとしても、共有者に自分の持分を買い取ってもらったり、逆に共有者の持分を買い取ったりする方法も検討してみましょう。あるいは、不動産を分筆して単独所有としてから売却する方法もあります。
まとめ
不動産の共有持分のみの売却も可能です。ただし、一般消費者からの需要はほぼ見込めないため、不動産会社に買い取ってもらうことを検討しましょう。
また、不動産の共有状態を解消する方法は他にもあります。その他の選択肢と比較検討し、できる限り共有者間の禍根が残らない方法も模索することが大切です。
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