不動産あんしん相談室の元には「離婚を機に、元夫名義の住宅ローンを元妻名義に変更したい」というご相談が多く寄せられます。
住宅ローンの名義を変えるには、新たな名義人となる方が融資審査に通る必要があります。しかし、パート・アルバイトや時短勤務で働いている方におかれては「審査に通るのだろうか……」と不安を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、パート・アルバイト・年収が低い方でも住宅ローンを組むことができるのかについて解説していきます。
パート・アルバイトの方が住宅ローンを組める可能性はある
「正規社員でなければ住宅ローンを組むことはできない」と考えている方は多いことと思います。ご想像の通り、正規社員しか対象としていない住宅ローンは少なくありません。とはいえ、パートやアルバイトなど収入が少ない方でも住宅ローンを組める可能性はあります。
住宅ローン審査で見られるポイント
住宅ローン審査では「数年、数十年という長きにわたる返済を続けてもらえるかどうか」がジャッジされます。どの金融機関も細かな審査基準は公表していないものの、次のようなポイントが審査項目になるといわれています。
- 雇用の安定
- 収入の安定
- 個人の信用
雇用や収入が安定していると考えられる正規社員は、たしかに審査に有利です。しかし、たとえ収入が少なくても、雇用が安定しているとはいえない状況であったとしても、相対的に見て「返済を続けてもらえるだろう」と判断されれば審査には通ります。
フラット35は雇用形態・年収の制限なし
たとえば、住宅金融支援機構の「フラット35」は、雇用形態の定めや年収の制限はありません。個人事業主や勤続年数が短い方でも比較的、通りやすいローンです。
また、フラット35では保証人を立てる必要がなく、団体信用生命保険への加入も任意で健康に不安がある方でも利用できることから、幅広い方を対象としている住宅ローンだといえるでしょう。
とはいえ、一定の収入は求められます。一概には言えないものの、これまで多くのパートやアルバイトの方々の審査状況を見てきたところ「年収150万円」程度が審査通過のひとつの目安になってくるものと考えています。
パート・アルバイトの方が住宅ローンを組む4つのポイント
パートやアルバイトなど年収が低い方でも住宅ローンを組むことは可能なものの、やはり審査に有利とはいえません。少しでも確率を高めるため、次の4つのポイントに留意していただくことをおすすめします。
頭金を多く入れる
多くの金融機関が、融資するうえでの「返済負担率」を決めています。返済負担率とは、年収における返済額の割合です。
たとえば、フラット35の返済負担率は次のとおりです。
年収 | 400万円未満 | 400万円以上 |
基準 | 30%以下 | 35%以下 |
出典:住宅金融支援機構
基準以下の金額に抑えることはもちろん、さらにこの比率を下げることで融資審査に通りやすくなります。返済負担率は、頭金を多く入れることで下がります。返済負担率を下げれば返済額も減るため、毎月のご負担も軽くなります。
他の借り入れを返済する
返済負担率は、その他の借り入れ額も考慮されます。その他の借り入れとは、カーローンやカードローンなどを指します。つまり、その他の借り入れをできる限り減らしておくことで、返済負担率を下げられます。
信用情報を傷つけない
収入や雇用の安定とともに審査されるのが、個人の信用です。個人の信用は、これまでの滞納歴や債務整理歴などから判断されます。
個人の信用にいわゆる「傷」がついている場合は、一朝一夕に回復されるわけでないため、日頃から税金やクレジットカードの支払いなどを滞納しないことが大切です。
住宅ローンを組めなかったときは「リースバック」という方法も
住宅ローン審査に通らなければ、ローン名義を元奥様にすることはできません。この場合、元夫名義の家に住み続けるというのも1つの選択肢となりますが、併せて「リースバック」という方法も検討してみましょう。
リースバックとは
リースバックとは、買主から賃貸することによって、自宅の売却後も住み続けられる不動産売却方法です。
賃料を支払いながら住むことになりますが、転居不要のため、学区やライフスタイルなどが変わることはありません。
買い戻しが可能
当相談室のリースバックは、買い戻していただくことも可能です。
- 収入が上がった
- 正規社員になった
- お子様が住宅ローンを組めるようになった
このようなタイミングで買い戻していただければ、また持ち家として暮らしていただくことができ、お子様などへ相続することも可能になります。
まとめ
パートやアルバイトなど年収が低い方でも、住宅ローンを組める可能性はあります。
住宅ローンが組めなかった場合も、当相談室の買取やリースバックなど、その他の選択肢を併せてご提案させていただきます。
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